私が子供の頃は、一般家庭にネットは普及していませんでした。親の視聴規制によりTVも自由に見る事はできませんでした。ファミコンなどのゲームなんて論外です
しかし、母が読書好きだったため、絵本・漫画・小説・百科事典etc. リビングに本棚がある家庭でした
残念ながら、そこで読書習慣を身に着けることはできませんでしたが、母が持っていた漫画と本が、インドアでの楽しみのひとつでした
子供の頃に読んで衝撃を受け、とても印象に残っている漫画家・山岸凉子さんの作品を、大人になった今でも繰り返し読んでいます。
私が趣味で集めている漫画のご紹介です
私が初めて読んだ山岸涼子さんの作品アラベスクについては、別記事でご紹介済みです(→山岸凉子さんが好き!アラベスク完全版購入)
不朽の名作 日出処の天子(ひいづるところのてんし)
山岸凉子さんの代表作である日出処の天子。子供の頃、宿題をするフリをして親に隠れて読みました。感情移入しすぎて声を出して泣いてしまい、そのせいで母親にばれて怒られた思い出があります
勉強していなかった事、母のコレクションであった日出処の天子を、許可をとらずに勝手に持ち出した事を怒られました
「人の物に勝手に触らないで」と言われ「別に減るもんじゃないし、読ませてくれたっていいじゃん。ケチケチしなくたっていいのに!」と、当時の私は思ったものです。しかし、今はその時の母の気持ちが、よくわかります
たかが漫画と侮ることなかれ
大判コミックを買ってコレクションしてた母。大切にしていたのでしょう。母は山岸凉子さんの漫画は、ほとんど持っていました
実家に帰れば読めますし、今なら母も、だいぶ年なので「頂戴」と言えばくれそうです。しかし自分で買うことにしました(但し文庫。いずれ母のは貰う)
テレプシコーラを読んでいる時に、日出処の天子をもう1回読みたくなって衝動買い
ストーリーもさることながら、繊細かつ美しく描かれた絵が最高なのです。1冊にギュッと詰まっているのです。2011年11月に日出処の天子 完全版(大判コミック)が発売されましたが、正直言って、買い替えたい・・・というか保存版としてそれも欲しいです
日出処の天子 あらすじ
あらすじは日出処の天子 - Wikipediaに載っていますし、より詳しく知りたい方は「日出処の天子」で検索すれば、多くの方がこれでもか!これでもか!と言わんばかりに詳しく書いています。いろんな方の感想も読む事ができるでしょう
しかし、ネットで内容を知ってしまうのは勿体ないな~と、私は思うのです。やっぱりこの日出処の天子という作品は、まっさらな状態で読むべきかと。それがオススメです!
私も「日出処の天子を読んだ自分の感想を書きたい!」と思わないわけではありません。しかし、熱がこもり過ぎる気がするので、やめておきます。
楽天市場で日出処の天子をさがす
参考
予備知識のない真っ新な状態で読んで頂きたいのですが、読み終わったら、下記コラムもオススメですよ
- 【コラム】少女漫画に学ぶ[ヲトメ心とレンアイ学]33 『日出処の天子』編~その1
- 【コラム】少女漫画に学ぶ[ヲトメ心とレンアイ学]34 『日出処の天子』編~その2
- 【コラム】少女漫画に学ぶ[ヲトメ心とレンアイ学]35 『日出処の天子』編~その3
コラムが書かれたのは、だいぶ前のよう。男性はあまり好きじゃないかもな~とか。外国の方が読んでも面白いと感じるのかは不明だよな~とか。女子にしかわからない世界のような気もする(笑)
子供の頃、多感な時期に読んだせいか、強烈な印象として残っています。私は、アラベスクや日出処の天子を初めて読んだ時、感情移入しすぎて号泣したのですが、友達にそのこと話したら、泣く要素ってあった?と、思いっきり否定された事も。
うちの夫が、暇を持て余し「何か面白い本とか雑誌ない?」と私に聞くので、日出処の天子をオススメしましたが、何故か頑なに拒みました。男が少女漫画を読む事に抵抗があるよう。私は少女漫画という域を超えた名作だと思うのですが。
「騙されたと思って読んでみて!絶対面白いから~」と言うと「本当に騙されそう。嫌や~」と言います。
強制して読ませるものではないものの、一番身近にいる男性の感想を聞いてみたい今日この頃。以上、日出処の天子のご紹介でした♪
舞姫テレプシコーラ 購入
テレプシコーラ・・・言わずと知れた山岸涼子さんのバレエ漫画です
山岸涼子さんの作品であるという事と、久しぶりのバレエ漫画だという事で、雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載中は、毎月図書館に通って全部読みました
話の内容もさることながら、絵が繊細でとても綺麗。「やっぱりバレエっていいわね~」「女の子がいたら絶対バレエ習わせるのに~」と、思わせる作品。バレリーナも憧れますが、コリオグラファーも素敵です
舞姫テレプシコーラ 第一部は、全巻揃っていると思っていましたが、今回整理していて、第6巻が抜けている事に気づきました。がーん・・・すごいショック。何で今まで気づかなかったのかしら?
山岸涼子さんのバレエ漫画は、私が趣味で集めている物。ネットで買った方がキレイかな~と思い、いつも楽天ブックスで購入しています。アラフォーしかも主婦なのに、いい大人が未だに漫画買ってるの?と、思われそうですが、私にとって、買う価値があるのです。
アラベスクと比べると、絵はやっぱりテレプシコーラの方がきれい・・・なのかなぁ?だけど内容的には、私はアラベスクの方が好きです。
山岸涼子 舞姫テレプシコーラを楽天市場でさがす
1冊600円以上するので、全部揃えると、1万円近くかかります(笑)。ブックオフやオークションで安く売ってるなら、その方がお得ですが、私はこの作品を世の中に送り出してくれた感謝と敬意を表すために、新品を買いたいような気がします
ヴィリ・・・山岸凉子さんのバレエ漫画
バレエを習いたかった私。結婚して女の子が産まれたらバレエを習わせたいという夢。どちらも希望は叶いませんでしたが、バレエ漫画を繰返し読むことで空想の世界へ飛んでいます。
山岸涼子さんのバレエ漫画は、この他に、黒鳥ブラックスワンや牧神の午後などもあります。読みましたが、持っていません。絵は全部ホレボレする美しさ。
そういえば・・・この漫画の内容とは全く関係ないのですが、学生時代スーパーでアルバイトをしていた頃、同じアルバイト仲間にバレエを習っている子がいました。「有難うございました」とお辞儀する姿も、体の中心に一本芯が通っているような感じで、とても優雅。安売りスーパーには勿体ない美しい身のこなしでした
「バレエの為に時間的融通のきくアルバイトをしている」と言っていたけど、その後、彼女がどうなったかは知りません。主役として舞台に立つことはできたのか?ヴィリの中に出てくる円のように踊る事はやめてしまったけれど、何かしらの形でバレエに携わっているのか?それとも普通の主婦になってるのか?そんな事を想像するのも何だか楽しいような気がします(笑)。
楽天市場で山岸涼子さんのバレエ漫画「ヴィリ」をさがす
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青青(あお)の時代 購入
山岸凉子さんの作品は、ほとんど読んでいると思っていたのに、大人になると、就職や結婚で「興味・関心アンテナ」の感度が低下するのでしょうか・・・青青の時代を読んでいないかもしれない・・・と思った時は、とてもショックで、衝動買いしてしまいました(またしても文庫版)
すぐ買い、読み進めるたところ、タイトルを忘れていただけでした。であるならば、大判コミック発売まで気長に待てばよかったな・・・と思います。山岸凉子ワールドは、大判コミックで読みたい&コレクションしたいのです(笑)
My favorite manga artist is Ryoko Yamagishi !
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